ゲームの画面を動画で残す方法はいろいろあると思いますが、個人的なおすすめを残しておく、という日記です。
わたしはあまり追加でアプリを入れたくなくて、できるだけ標準に近いものや、他ですでにセットアップされているものを使いたいと思っています。
なので、他にも便利なアプリがあるのかもしれませんが、あまりいろんなアプリには触れられません。あしからず。
1.NVIDIA ShadowPlay(インスタントリプレイ)
良いところ
- NVIDIA Geforceのドライバーをセットアップすると、一緒に入っている!
- インスタントリプレイをオンにしておけば、ゲームを勝手に認識して、勝手に録画をスタートしてくれる!
- 保存をすると直近20分を保存し、保存しなければそのまま消えるので、ディスク容量を圧迫しにくい!
- 録画する、とすると、普通の長時間録画もできる!
- GEFORCEのハードウェアエンコードで負荷がかなり小さく、ゲームの操作感への影響が皆無!
- windows AutoHDRなど、HDRをそのままHDR動画で録画してくれる!
ざんねんなところ
- インスタントリプレイは最大過去20分前までなので、うっかり保存を忘れていると消えてしまう
- ゲームの前にブラウザなどでツイッターなど見ていると、ツイッターに表示された動画によってビデオエンコーダがロックされてしまい、ゲームをするときにインスタントリプレイの録画が無効になることがある ※注記
NVIDIA Geforceのドライバーアプリをインストールすると、利用できるshadowplay・・・とは最近言わないのかな?インスタントリプレイ。ビデオカードに付属するハードウェア動画エンジンを利用するため、CPUへの負荷が非常に少なく、ゲームプレイへの影響がほぼありません。
インスタントリプレイを使うと、ゲームプレイ開始と同時に自動的に録画が始まり、過去20分のゲームが記録され続けている状態になります。いいプレイなど動画として残しておきたい時に、保存を選択し、その時の20分を保存する形になります。
保存せずにゲームを終わると、20分の録画は勝手に消えるので、動画がディスク容量を大きく取りすぎるということもありません。
インスタントリプレイを使わずに、明示的に録画を支持し、長時間録画することも可能です。
HDRに対応し、白飛びなどの問題が発生しません。
個人的に、Geforceのインスタントリプレイは神機能だと思うのですが、ちょっとざんねんなところとして、
1つは20分前までの録画なので、うっかりしていると保存を忘れて残したかったところが消えてしまっている、ということがあります。
動画として残しておきたい時は、すぐに保存をしましょう!
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※2024/07/20 追記:
下記のインスタントリプレイが正しく動作しない原因は、恐らくGPUが正しく動作していなかったためと思われます。
電源ユニットの劣化が原因ではないか?と想像しています。
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もう1つは、最近発生するようになった、インスタントリプレイができない問題です。
ゲームを起動すると、インスタントリプレイが行われている🔄マークがつくのですが、しばらくすると、オフになりました、となってインスタントリプレイができなくなることがあります。
原因がまだよくわからず、私の環境だけで発生している可能性もあるのですが、恐らく、ツイッターなどブラウザで動画が表示されると、その動画にハードウェア動画エンジンがロックされ、しかも動画のコピーガード機能も機能してしまい、ゲームを録画しようとしても、録画する袖がない、もしくは録画しようとしているがコピーガードでエラーとなっている、と考えています。
インスタントリプレイができない問題への対策は、今のところ、一旦再起動して、再起動後、すぐにゲームを始めてゲームの録画にハードウェア動画エンジンをロックさせる、という形をとっています。
一度インスタントリプレイが始まってしまえば、その後ブラウザで動画の再生が行われても問題なさそうです。
以前はこんなことなかった気がするんだけどなぁ・・・?
インスタントリプレイは、この部分だけが超マイナスポイントですが、ゲーム画面録画機能として超おすすめできます!
下の動画は、Geforce インスタントリプレイでの動画キャプチャです。
あとでほぼ同じタイミングのGame Barと動画と比較してほしいのですが、画質もかなり違うのがわかるかと思います。
© SQUARE ENIX
2.OBS Studio
良いところ
- 配信向けアプリだが、録画もできる!
- 配信向けアプリなので、ゲーム画面の上に別の画面を重ねて録画するなどが得意!
- NVIDIAなど、各種ハードウェアに最適化されている!
- windows AutoHDRなど、HDRをそのままHDR動画で録画してくれる!
ざんねんなところ
- 録画したらずっとキャプチャして保存されるので、ディスク容量への影響が大きい
- 基本的には配信アプリで、配信しない人はアプリのインストールが必要。
twitchやyoutubeなど、ゲーム配信で広く利用されているOBS Studioでも、録画が可能です。
NVIDIAだけでなく、AMD、INTELなど、各社のハードウェアに最適化されています。
またHDRにも対応しており、HDRで録画が可能です。
もともと配信向けということで、画面の上に、別の画面を重ねて、録画することが可能です。特定の場所をマスク処理したい時や、pip的に別の画面を同時に見せたい場合に便利かもしれません。
ただ基本的には配信アプリで、配信しない人にはあまり馴染みがないアプリかと思います。
下の動画は、OBS Studioで動画キャプチャしたものです。
Visual Studio Codeの画面を、OBS上でゲーム画面に重ねて、キャプチャしています。
© SQUARE ENIX
3.Windows Game Bar
良いところ
- Windows標準でインストールされているMicrosoft純正アプリ!
- アプリは比較的低負荷で、ゲームの操作感の影響が少ない!ざんねんなところ
- 録画したらずっとキャプチャして保存されるので、ディスク容量への影響が大きい
- HDRに対応しておらず、HDR画面をキャプチャすると白っぽい動画になってしまう。HDR>SDRに変換をするひと手間が発生する
標準アプリ好きということで、Windows Game Barを紹介いたします。
スタートメニュー、もしくは、Windowsキー + G で起動します。
アプリの負荷もそこまで高くなくゲームへの影響も比較的少なそうだったので、当初は利用していました。
しかし、HDR画面をキャプチャすると白飛びしてしまうことがわかりました。AutoHDRの機能はWindowsの機能なので、同じMicrosoftとして、またゲーム用アプリとして、白飛びしないように対応してほしいところではあります。
下の動画はGame Barで動画キャプチャしたサンプルです。
HDRをSDRでキャプチャしているので色合いがおかしく、またソフトウェア対応のためか、画質も少し残念な感じですね
© SQUARE ENIX
4.番外編 PowerPoint
良いところ
- 職場のパソコンにはだいたい入ってるところ
- キャプチャする範囲を選択できる
- キャプチャした動画のトリミングやクリップなどもできる
ざんねんなところ
- 当然ながらゲーム向けではない
- 録画の終了コマンドを忘れがち
ゲームではないですが、仕事でマニュアルや画面操作説明の資料を作成するときに動画を撮りたい場合もあるかと思います。
前述のGame Barが使えれば、それが簡単かと思いますが、業務に不要ということで無効にされている場合もあるかと思います。
そこでだいたいインストールされていると思われるPowerPointで動画キャプチャする方法を紹介いたします。
ソフト購入やフリーソフトによるウィルスや脆弱性などをあまり考えずに、画面の動画キャプチャを利用できるので、便利に使っています。
詳しい操作方法については、下記の記事を参照いただくのがいいと思います。
5.番外編2 Windows11標準 Snipping Tool
良いところ
- Windows11標準アプリなところ
- キャプチャする範囲を選択できる。
ざんねんなところ
- 当然ながらゲーム向けではない
同じくゲーム用ではないですが、Windows11標準アプリのSnipping Toolでも動画キャプチャが可能です。
詳しい操作方法については、下記の記事を参照いただくのがいいと思います。
おわりに
いかがだったでしょうか(と書いてみたかった)
ゲーム画面の動画キャプチャを中心に、紹介させていただきました。
Nvidiaに限らず、AMD、intelにしても、グラフィックボードメーカーのものが恐らく一番性能がいいと思いますので、まずはそちらの利用を考えていただくのがいいのではないかと思います。(AMD、intelは、わたしは使ったことがないのですが)
仕事では、PowerPointの動画キャプチャが便利だと思いますので、こちらもご検討いただければと思います。