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Ultralytics yoloシリーズのライセンス AGPL3.0 について


Ultralytics yolov8やyolov11で商用利用はできるのか?

結論から書くと、Ultralyticsとライセンス契約してないと商用利用はできません。

次のページの最下部にある表が分かりやすく対比してあると思います。

Ultralyticsとライセンス契約せずに、Ultralyticsのコードやyolov8を利用する時の条件や制限は?

たぶん気になるところは次のようなところではないかと思います。

・基本的に誰でも利用ができる。

・Ultralyticsを使用したアプリケーションやコードはオープンソースである必要がある。

・商用利用は不可。

Ultralyticsのpythonパッケージやコードは、様々な高速化、最適化が行われていて、他のMITやApacheライセンスのyoloシリーズとは違い、トレーニングも推論時もかなり速いと感じています。

実際私も、他の物体検出パッケージを利用していましたが、処理速度の問題などもあり、Ultralytics yolov8に乗り換え、そのパフォーマンスに感激しました。

ただ、Ultralyticsとライセンス契約を行わない場合には、オープンソースとし、また商用利用はできない、ということになります。

トレーニングしたモデルをONNXなどにエクスポートして利用すれば 大丈夫なのでは?
という考えも浮かぶかもしれませんが、エクスポートしたONNXファイルをNetronで確認すると、しっかりとUltralyticsと記載されているのがわかります。

 

同等のyoloで使いやすいライセンスのものはないのか?

yolov9にはMITライセンスのものがリリースされていますが、私はまだ試したことがありません。
他の方のレビューを見ると、推論はyolov8よりややパフォーマンスが劣るようです。

ただ商用利用などを考えるのであれば、こちらの利用を検討した方がいいのではないかと考えます。
わたしもマネタイズをしたい場合にはこちらを利用させていただこうかなと考えています。

 

以上、Ultralytics yoloシリーズのライセンスや商用利用などについてでした。